平面直角座標 ⇔ 緯度・経度変換 with Google Map 操作説明



(1)


「平面直角座標→緯度・経度変換」と「緯度・経度→平面直角座標変換」を切り替えます。
Google Map をクリックすると自動的に「緯度・経度→平面直角座標変換」に変更されます。


(2)(3)

平面直角座標系を設定します。
「平面直角座標⇔緯度・経度変換」では、正しい座標系の設定が必要です。
Google Map をクリックして平面直角座標を取得したり「SIMAデータの描画」をする際にも座標系の設定が必要です。
図の番号のあたりをクリックするかコンボボックスで選択すると変更できます。
変更すると中段の適用範囲の説明と下の原点緯度・経度が変更されます。


(4)
A.「平面直角座標→緯度・経度変換」の場合

B.「緯度・経度→平面直角座標変換」の場合

(1)の変更により、平面直角座標と緯度・経度の入力欄がA⇔Bのように入れ替わります。
赤枠は平面直角座標または緯度・経度を入力して変換する際のテキストボックスです。
緯度・経度の入力形式は「dddmmss.sssss」です。
例) 144°15′30.12345″→ 1441530.12345
「平面直角座標→緯度・経度変換」の場合は、緯度・経度、縮尺係数、真北方向角を計算してAで表示されます。
「緯度・経度→平面直角座標変換」の場合は、X座標・Y座標、縮尺係数、真北方向角を計算してBで表示されます。
また、Google Map をクリックして位置を取得する際にはBで表示されます。


(5)

 ブラウザの更新ボタンでは完全に初期化できないため、画面を初期状態に戻したいときはこれをクリックします。


(6)

 「平面直角座標⇔緯度・経度変換」を実行します。(4)のテキストボックスにデータを入力して、これをクリックします。
IE系のブラウザでは、Y座標または経度を入力して「Enter」を押すと計算が実行されます。


(7)
描画オプション


1.プロット
 チェックすると「平面直角座標⇔緯度・経度変換」の実行では入力地点が、Google Map のクリックではクリックした地点が地図の中心に移動し、マーカーを設置し情報ウィンドウを表示ます。チェックを外した場合、マーカーの設置や情報ウィンドウの表示はありません。
1点目の表示

 X座標・Y座標、緯度・経度、縮尺係数、真北方向角が情報ウィンドウに表示されます。右上の×印をクリックすると閉じますが、マーカーをクリックすると再度表示することが出来ます。
2点名以降の表示

1点目の表示に加えて、点間距離、方向角(前の点から当該点の方向角)、累計距離が表示されます。
2.結線
 「1.プロット」のチェック時のみ有効になります。
「結線」をチェックして、「平面直角座標⇔緯度・経度変換」の実行、または Google Map をクリックにより、前のポイントと結線されます。チェックを外すと、結線は非表示となりますが、再度チェックすると表示されます。
3.線幅、アイコン・線色
 Google Map にプロットするアイコン、結線や円描画の際の線の色や幅を設定します。結線途中に設定を変更すると、直後の1点目のみ結線が途切れます。


(8)
円描画

 左のテキストボックスに半径を入力し「円描画」をクリックすると、地図の中心に円を描画します。


(9)

 クリックすると Google Map の中心位置の住所等が取得できます。取得した住所等は(11)のテキストボックスに表示されます。
この機能を頻繁に使用すると下のメッセージウィンドウが表示されることがあります。

 Google Map に表示するアイコン、結線や円描画の際の線の色や幅を設定します。上段のアイコンを選択して、下段の線幅を入力後「アイコン・線色/線幅 変更」をクリックすることにより、設定が反映されます。結線途中に設定を変更すると、直後の1点目のみ結線が途切れます。
※ 「円描画」を実行する場合は「アイコン・線色/線幅 変更」をクリックしなくても「アイコン・線色」「線幅」の表示状態が反映され、その後の設定も表示状態に変更されます。


(10)

 地図の表示場所を都道府県単位で変更します。
変更すると各都道府県庁所在地を中心に表示されます。その際「平面直角座標系」も自動的に変更されます。
※ 手動で地図を移動したり、(11)の住所等による移動を行っても「平面直角座標系」は変更されませんのでご注意ください。


(11)
住所等による移動

 左のテキストボックスに、住所、郵便番号、地物(東京タワー など)等を入力して「移動」をクリックすると、Google の検索で一致した場合、そこを地図の中心として移動します。(5)の「プロット」をチェックしている場合は、マーカーが表示されます。


(12)
Google Map

 Google Maps API はバージョン3を使用しています。


(13)
取得データの記録、表示

 「平面直角座標⇔緯度・経度変換」の実行、または Google Map をクリックにより取得したデータをテキストボックスに記録します。
1.コピー
 IE系のブラウザではこれをクリックするとテキストボックスのデータを全選択してクリップボードに送ることが出来ます。
2.リセット
 Google Map の初期化と、テキストボックスの初期化をします。
3.クリア
 テキストボックスから記録したデータを消去し、「データ数」を"0"にリセットします。
4.カンマ、タブ、スペース
 記録したデータの区切り文字を変換します。
5.アニメーション
 データの記録順に地図の中心を移動させます。表示速度は画面の切り替えの速度で、整数値で指定します。値が小さいほど切替速度が速くなります。
6.データ数
 取得したデータの数(=テキストボックスの行数)です。


(14)
面積計算、KML作成、SIMA作成、JSGI作成

1.面積計算
 (13)でテキストボックスに3点以上データが存在する場合、「面積計算」をクリックすることにより座標法で面積を計算し、結果をテキストボックスに表示します。
2.KML作成
 (13)でテキストボックスにデータが存在する場合、「KML作成」をクリックすることによりテキストボックスにKMLデータを作成します。作成した KML はメモ帳に貼り付け、文字コードを「UTF-8」にして拡張子を「.kml」で保存してください。作成した kml ファイルは Google Earth で表示することが出来ます。
3.SIMA作成
 (13)でテキストボックスにデータが存在する場合、「SIMA作成」をクリックすることによりテキストボックスにSIMAデータを作成します。作成した SIMA はメモ帳に貼り付け、拡張子を「.sim」にして保存してください。測量ソフト等で読み込み表示することが出来ます。
4.JSGI作成A
 (13)でテキストボックスにデータが存在する場合、「JSGI作成A」をクリックすることによりテキストボックスにJSGI電子国土プロファイル形式のプロットデータを作成します。作成した JSGI はメモ帳に貼り付け、拡張子を「.xml」にして保存してください。
5.JSGI作成A
 テキストボックスに面積計算のデータが存在する場合、「JSGI作成B」をクリックすることによりテキストボックスにJSGI電子国土プロファイル形式の区画データを作成します。作成した JSGI はメモ帳に貼り付け、拡張子を「.xml」にして保存してください。
6.コピー
 IE系のブラウザではこれをクリックするとテキストボックスのデータを全選択してクリップボードに送ることが出来ます。

「コピー」を実行して上のウィンドウが表示されたら「アクセスを許可する」をクリックしてください。
7.クリア
 テキストボックスを初期化します。


(15)
SIMAデータの描画

 SIMAファイルをテキストボックスに貼り付けて、区画データを描画したり、座標データをプロットすることが出来ます。
1.SIMA貼付
 IE系のブラウザでは予めSIMAデータをクリップボードに送っておき、これをクリックするとテキストボックスにSIMAデータを貼り付けることが出来ます。

「SIMA貼付」を実行して上のウィンドウが表示されたら「アクセスを許可する」をクリックしてください。
2.クリア
 SIMAデータの描画の各テキストボックスを初期化します。
3.一筆描画
 右の地番欄に地番を入力し「区画描画」をクリックすると、登録した地番と一致するものがあれば Google Map 上に結線表示します。「始点マーカー」をチェックしておくと地番登録された先頭の点にマーカーを表示します。マーカーをクリックすると情報ウィンドウが開き、点名、X座標・Y座標、緯度・経度、真北方向角、縮尺係数が表示されます。
※ IE系のブラウザでは、地番を入力し「Enter」をクリックすることにより「区画描画」をクリックしなくても実行することが出来ます。

 また、(14)の面積計算のテキストボックスに座標法で計算した面積計算結果が表示されます。同じ地番が複数ある場合、区画はすべて描画しますが、面積計算はSIMAの先頭に出てくるものが表示されます。

4.一括描画
 SIMAの区画データを最大で100筆まで一括して描画します。区画線(ポリゴン)のみの描画で、クリックしても情報ウィンドウは開きません。また、区画内はクリックしても座標が取得できなくなります。

5.全プロット.
 SIMAの測点データを全てプロットします。実行するとマーカーが表示され、マーカーをクリックすると情報ウィンドウが開き、点名、X座標・Y座標、緯度・経度、真北方向角、縮尺係数が表示されます。

6.平行移動/回転移動
 任意座標で作成したSIMAデータを Google Map に表示させたい場合や微調整して表示させたい場合に、テキストボックスに貼り付けたSIMAデータの座標値を一括変換することが出来ます。
手順
@ 平行・回転移動原点座標を設定します。「座標変換」ボタン左側のテキストボックスに移動原点の座標値を設定します。移動原点がSIMAに登録されているデータの場合、「点名検索」左側のテキストボックスに点名を入力し、これをクリックするとX座標・Y座標欄に座標値が表示されます。その際に「プロット」をチェックしておくと、下図のようにマーカーと情報ウィンドウが表示されます。SIMAのプロットだけを利用したい場合にも使用できます。

※ IE系のブラウザでは、点名を入力し「Enter」をクリックすることにより「点名検索」をクリックしなくても実行することが出来ます。
A 平行移動の場合は、「平行移動原点」の座標は必須です。「平行移動先」左側のラジオボタンをクリックして平行移動先のX座標・Y座標を設定します。移動先が2つとも空欄の場合は、表示されている地図の中心が平行移動先となります。
 回転移動の場合は、「回転移動角」左側のラジオボタンをクリックして回転角を設定します。(必須) 角度の入力形式は「ddmmss.sssss」です。
B 「座標変換」をクリックします。しばらくするとテキストボックスの内容が変換後の座標値に変わります。